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第10回目 幼稚園では遅すぎる


特徴

外観


買った理由/読む前に期待したもの

教育問題について、気になったからと
学習について、関心があったからもそうだけども、
何がよくて、何が悪いか、どういう方法がいいかが書かれているようだったので

キーワード

3歳
教育
脳への刺激
母親

メインテーマ

子供の脳は3歳児までにほぼ出来上がり、その時までに正しい脳回路を作っておくべきという内容がメインテーマ

内容

3歳までに

3歳までに備えた事が基本となり、
それ以降は、備えた事をどのように使っていくかという使いこなす時期になる。

3歳付近の脳の状態

0歳から3歳の時期に脳の配線が急速に進む。
配線の7,80%がこの時期に出来上がる。
脳の重さも、生後6か月で2倍、3年で大人の80%にもなる。
4歳以降は前頭葉が鍛えられ社会的営みを学習していく段階。

※ちなみに 80歳でも脳細胞も筋肉も増える。


空白と無限大の意味

つまり3歳前の脳の状態は空白である。
空白であるがゆえに、どんな方向の扉も開かれている。
不可能ということもないし
脳に枠組み(土台)がないため制限もない。
また無限の可能性ということは どの方向に進められるので
逆に誤った方向に進んでしまうことありえるから、
それに対しこの段階でブレーキをかける必要がある。

脳の構築のされ方

幼児は、パターン認識で物事を覚えていく。
※もともと知識がないので理論的には考えられないという点から考えれば納得いくはず

そのあと、子供は直感的に現実を結び付けていく
(たとえば、細いコップのほうがたくさんジュース入っているなど)

そのため、易しいも難しいも差がない。
幼児本人が差があるとは感じていなく、善悪も感じていない。

例えば、幼児にとって ”麒麟"という漢字はきりんさんがイメージできれば
数字の3よりも直観的にわかりやすい。
国旗を覚えるのも、神経衰弱に圧倒的に強いのも
パターン認識の能力によるところが大きい。


つまり理論的ではなく直感的に事実を解釈したり、結び付けている。
なので、ムチ(しつけ)はこの段階に行うのがベストであり、人間的に良い関係を結ぶためにも、とことん愛情をもって子供に構う時期でもある。

氏より育ち

能力の差は、生まれや性別、人種が原因でなく、この時期の環境が原因である

狼少女の例、ヒヒの例、運動選手の家族の例が本書には記載されている。
そのほか 無刺激の部屋に育てられた例、ユダヤと黒人の家族で育てられた例がある。

つまり環境が主原因ということ。なので、柔軟でしっかりした基盤を構築していくことが大事。
※具体的には以下のような状況を作る。
・経験(刺激)を得られる状況を作る。
・枠にとらわれない(〜してはいけない は禁止。代替案を示すか、理由を正直に言う)
・躾と生活リズムをこの時期にきっちり教え込む。

※ただ、躾というものがなんであるかということも、ものすごい大事だと思う。



3歳までにあらゆる刺激を与える。

では、どのように教育していくのがいいのか?

この時期、子供の脳は空白であり、脳の回線が急速に進むので
刺激を与える(環境を提供する)ことが大事になる。
ここでの目標は、可能性が広がるようにすることであって、
制限することでも、秩序を乱すことでもない。


そもそも、刺激がないと、それに対する反応が育たない。

あらゆる刺激とは
色、形、模様、触感、音、食感、ぬくもり、におい、振動、リズム、
歩行、はいずりまわる、水泳、でんぐり返りなどがある。
※この時期に 音のない世界で暮らすと、耳が聞こえなくなる。

このように音に対するものなどの五感だけでなく、運動能力などあらゆる刺激を与えることが大事。
※運動選手の子供の育て方に近いものが、「東大脳の作り方」にあった。

悪い環境

刺激に対して、よい反応をすることが大事だが
逆に次のことは避けるべきなのは、理解できると思う。
・幼児にとって、刺激を経験する機会が得られない環境
・悪い反応をし続けてしまう環境

例をあげると
・整理整頓され過ぎた家など、刺激が少ない状態
・決まりきった形の画像紙など、限界があるもの
・子供本人が自発的に刺激を受けられる状態でないもの
(おもちゃを与えることや親がベビーベッドに覗き込むなど)
はよくない。


※受身の刺激を与えるのではなく、自発的な行動を制限しないような刺激を与えること、
 「〜してはいけない」のではなく、代替案を提示したりし、そのまま実行することをサポートする。
 子供の直感や創造力を伸ばすにも、社会的協調を学ぶ(けんか)などの場合でも
 大人の枠組みで、関与しない。


※「うちの子供が喋らない」という状態は、"しゃべる機会が与えられていない"、"しゃべると不利な状況に立つ"、"しゃべっても状況が変わらない"
などの経験を脳が学んでしまっているからという可能性があるのではないかとひそかに思っている。

子供が睨んでくるのは、人として1対1で愛情をもって接していないから。

不安と愛情と興味の関係

不安な状況に置かれた刺激を与え続けると、そのマイナスの感情が脳の中に大きな割合として占めてしまう。
もちろん、愛情で占められるようにしたほうがいいい。

※愛情はおなかいっぱいになるまで注ぐべきで
9歳くらいまで甘やかしてもいいと思うし、泣いたり、怒ったりさせるのもいいと思う。
そこで発散させずに、感情を抑えることはしないほうが良い。

※赤ちゃんが泣いても無視していると、要求に対して世の中は反応しないという枠組みを与える
(泣くのがダメなのではなく、赤ちゃんは伝える手段がまだ乏しいだけなのだから)。

興味がある状態とは積極的に刺激を受けようと経験している状態であり、
「なんで?」という質問や突飛な行動が目立つ時期でもあるので、
親としては大変だけれども、この時期に興味を持たせ続けることが本質的に大事になってくる。

子供のためを思うなら、
手伝いをしてくれていることを褒め、
してくれたことに感謝する。
失敗したことについては 「次は〜しようね」として興味を続かせるように伝えるか褒めることが大事。

<ポイント>
・興味を持たせる。
・叱るより、褒める。


手伝った時に、「それぐらい」などと言ったり、
「失敗するな!」などと行動を制限しておいて、
「うちの子は手伝いもしない」と言うのは、
親が子供に対して矛盾した態度をとっていることに他ならない。

躾で正しい脳の枠組みを作る。

躾と生活リズムは、3歳前にみっちり行う。

※刺激→反応という流れが基本。
 刺激に対して正しい反応を促すのが躾なので、
 刺激を制限すると、刺激→反応という流れの根本(左側)がなくなり、
 しつけする機会がなくなる。
 また、刺激に対して、子供の反応を 放置してしまうと
 社会的なマナーが身につきにくくなる。


幼児教育は詰め込みではない。

子供のころのバイオリンや英語などは詰め込み教育というより、
脳のベースを作るための作業。

可能性を広げるためであり、
直接その習得した能力を開花させて、
生活していくわけではない。

俳句や論語、バイオリン演奏などの覚える内容が重要なのではなく、
覚えていく作業が大事である。
これにより、集中力、積極性、礼儀、リーダシップが身につきやすい。

母親の役割と社会的責任

何にもまして大事な作業。

※ただ、母親一人に責任があるのでないし、両親にだけ責任があるのでもなく、
 責任は社会全体、世の中全員の一人一人にあると思う。
 個々で、サポートできることはサポートしていくべき。

幼児から学べること、子育てより大事な仕事

幼児を育てていくことで、人間の本質がわかる。



※今後の心構え、電車の中で

子供が泣くと、うるさいという雰囲気や、親が困惑する状況をやさしくサポートしていこうと思う。

自分の中での評価度

お勧め★★★★☆
読んだ時はすごいインパクトがあったのは覚えているけど今となっては、忘れた。。。

本の中で紹介されている書籍・URLなど

著者




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読了日:2004年?
作成日:2007年4月23日
更新日:2007年4月30日