【Linux】Ubuntu / CentOS Webサーバならどっちがいい?


はじめに

表面的に見ると、似ているlinuxディストリビューションパッケージ。
今回は長所を考えるのではなくて、何かテーマに沿ってどういいかという自己中視点で見てみたいと思う。

専門から少し離れるが、自分へのメモもかねて把握したことを残す。誰かの役に立てればなおいいと考えてる。 :b

用途

Webサーバとその周辺。
Webは複雑なこともできる J2EE。
そのほか、LB,FW,IDS,WAF,RP,DB等を考えてます。たぶん大丈夫でしょう。
windows/Solarisについて、範囲が広がってしまうので今回は対象外で。

ポイント

  • 実際に動かせる
  • 長いこと運用できる
  • 選択肢に多様性がある。 半分趣味でもあるが、多様性があることはリスクヘッジでもある。
  • セキュリティ対応
  • 導入にあたって、直観性や目的に対する複雑性、困難性の低さ
  • 初期だけでなく、中長期の学習コスト
  • 情報の収集の容易さ、状況把握の透明性、プロを雇える
  • コスト(金銭的、時間的、技術的)。

◆まず、かなければどうしようもない。そして、ある程度現実的な時間と難易度であるのは大前提。

◆ 次に使うにあたって、自分・自分たちの良さを発揮できそうかどうか。近江商人の三方善しの考え方だ。そういう意味も含めて、Rubyなどではなく、一旦Java、Webサーバ、表現力、システムの多様性とした。それは可能性・未来性かもしれない。逆に未定すぎるのは問題かもしれないが。。

◆ 学習コストにたいしては、チームを増やすときのサポートのしてもらえ安さなどにも関わる。人を雇うときや、雇って技術覚えてもらうというときも同様。

多様性があると、リスクヘッジになるが、深い理解を得ることが大変になり、対応すると時間がかかる。

参考書籍()で、改めて多様性であることに対する距離の取り方を考えさせられた。欧米偏重になりすぎず、日本語で学べる有利さも実際のところ重要。また、イノベーティブに頼りすぎであることは、表面的な使い方のみに落ちていく。どこを深掘るかは、判断のしどころだと思う。

◆ 問題があったとき、社会になるべく迷惑をかけないようなことを心掛けたい。自分達で運用上取り組ものも大事だが、導入技術についてもそういう視点を持とうと思う。

このようにみて、全体的にまとめると実用性とコストに関するものが多い。あとは問題に対する対応可能性とでもいう点が気になる。

他に気になったところは、おいおい追加する方向で。。

メリット

上記を踏まえて、メリットを探していこうと思う。

サポート

なんとなくだが、どちらもできることはそれほど制限なさどうだったので、次に気になる更新頻度を先にまとめる。

ディストリビューション リリースサイクル サポート期間 LTSリリースサイクル
Ubuntu 半年ごと

9カ月にわたって
(LSTは10年)

2年に1度
CentOS 年2~4回RHELから1,2カ月遅れて 10年

https://ja.wikipedia.org/wiki/Ubuntu
https://ja.wikipedia.org/wiki/CentOS

RedHatは10年のLTS(Long Term Support)があるが、UbuntuにもとうとうLTS 5年が採用され、2018/11に 18.04から 10年サポートを発表した。10年だと実際バージョンの管理が複雑になるのでは?とおもうかもしれないが、5年のLTSと大きく変わらない。例えば2年に1度LTSを行う場合、3年経過後には1/2になっているので、実際(4つ→)6つくらいしか重ならない。

RHELはリリース回数が少なくて、情報やユーザについてバージョンの偏りも少なくなるだろう。リリース頻度はメリットともデメリットとも言えそうだ。

6年以上あれば、十分だと思う。

Ubuntu 18.04 LTS、10年サポートへ | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20181120-726925/

パッケージ

ubuntu

deb+apt

CentOS

RPM+YUM

YUMも十分aptに肉薄していると思う。

パッケージの種類、バージョンの豊富さについては、Ubuntuのほうが軍配が上がるが、数としては十分あるだろう。個人的に、pacageシステムは debianを受け継いだubuntuのほうが信頼しやすい。ただ、一方を否定するほどでもないと考える。

CentOS/RHEL では安定性を重視するあまり、packageの変更による不整合に対する非難が多いようだ。リリースとリリースの間が広いため、そういうことが起こりやすい。これは気になる。

Whats is better and why? Linux CentoS or Ubuntu? | DigitalOcean

https://www.digitalocean.com/community/questions/whats-is-better-and-why-linux-centos-or-ubuntu

IoTやサーバレス、REST、Webサービスのマッシュアップ、そして3DプリンタやArudino/ラズパイ等を考えるとUbuntuのほうが有利かと思う。遊びから発展したり、格安の軍事技術から発展することもあるかと思う。

ディスクシステム

個人的には、zfsを採用している ubuntuに食指が動いた。高機能RAIDもついたディスクシステムで気になる。ディスクの安定性と圧縮率が高まれば、ストレージ周りの調達コストが安くなる。

ただ、zfsはSun そう、Oracleが所持している。動向次第だがJavaのようになるのではと思う。

Ubuntu Linuxで「ZFS on Linux」を標準採用 ライセンス問題に注目が集まるたぷるとぽちっと|ITに関するお役立ち情報サイト

https://www.ines-solutions.com/article/2016/07/01/77

また、linuxについては、ディスクシステムに不安があるので、ライトスルーにしたい。セットするにはカーネルコンパイルが必要だそうだ。経験的に気にしているだけで、大丈夫かもしれない。性能と安定性をとるかは一概に言えるほどではないので悩むが、実際どれくらい遅いのだろうと思った。

実際にテストしている人のデータを見るとReadで 5%ぐらい遅く Writeは 1/9倍。予想以上だ。電気的不安がなく、銀行のようなものでないならば、ライトバックのほうがいいかもしれない。

RAID5: ライトスルー・ライトバックによるディスクパフォーマンス性能の違い・性能差 - puti se note


http://www.putise.com/stress-test/crystaldiskmark/write-through-or-write-back-on-raid5   .

セキュリティ

以下のような観点があるが、セキュリティコントロールが気になったので、それについて軽く触れる。

  • セキュリティパッチ
  • rootによる制限をコントロール
  • セキュリティ製品の導入
  • ディストリビューションの信頼性
ディストリビューション サポート費用
Ubuntu 未定
(AppArmor)
RHEL SELinux

知らなかったのだが調べてみると、
SELinuxは permissionを細かく管理できる仕組み。情報が少なくてマニュアルを見たところ、chmodで見える内容(u+g+o)が数万のタイプに増えるぐらい細かさになったようなものだ。

しかも強制的に全体に導入される。ディストリビューション標準だ。これを最初から設定できるのだろうか?かなり難しそうだ。設定しなければ動かないし、適切なものを膨大な中から探し出せるとは思えない。ネット上もサービス停止記事が多く上位に表示される。

完全な把握を求められているようで初期の導入ハードルは高い。

一方AppArmorは、順番に任意にセキュリティを強化していくタイプである。SELinuxより学習効果を感じやすく、状況に応じてすぐ対応できる可能性が高い。初期の導入ハードルも低い。

Ubuntuはスパイウェア? リチャード・ストールマン氏がAmazon検索統合を非難:Ubuntu側は「FUD」と反論 - @IT

https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1212/10/news110.html

開発社による支援

また、サポートの話をする。

パッケージ上をまず確認してみる。
パッケージにおいては問題なさそうだ。
どちらもサポート会社が存在する。

サポートの切り替え上、 Ubuntuは無償で使用できる。一方 RHEL/CentOS でRHELのみサポートができ、有償だ。サポートを切り替えるときOSを切り替える。OSに影響が出るのは痛い(もしかしたらOK?)。サポートの可能性があるのであれば、RHELとなるだろうか。そうすれば問題ない。コストについてもそれほど高くなさそう(後述)だから。サポート側から、出来るかできないか言ってくれるのであれば、ありがたく、プロマネとしてはお客さんを説得しやすいかもしれない。

UbuntuはMainやUniverseといったフリーで構成されたコンポーネントがある。

シェア

Ubuntuはデスクトップだけでなく、幅広い用途で2000万人に使われている。

Webサーバについても、最近のWebページ数や検索シェアにおいても圧倒的なボリュームになってきている。

Red Hat vs Ubuntu: Difference Between the Linux OS Distributor | iTMunch

Ubuntu is spread out in terms of user coverage and website categories. This includes people, society, shopping, arts, entertainment, internet, telecom, business and industry. Meanwhile Red Hat leads only in associations.

https://itmunch.com/red-hat-vs-ubuntu/

Red Hat vs Ubuntu: Difference Between the Linux OS Distributor | iTMunch

20 million users under its belt, it is widely used for personal, educational, and business purposes

https://itmunch.com/red-hat-vs-ubuntu/

RHELが流行っているのは、日本だけ。

Red Hat vs Ubuntu: Difference Between the Linux OS Distributor | iTMunch

Ubuntu is the clear winner in countries like Russia, the United States, the United Kingdom, Germany and 225 more. Red Hat is the preferred operating system only in Japan.

https://itmunch.com/red-hat-vs-ubuntu

高負荷のサイトでもUbuntuが使われている。

CentOS vs Ubuntu - Which One Wins? - KeyCDN Support

Ubuntu isn’t used by the most number of sites, it is used by the most highly trafficked sites overall. Furthermore, Ubuntu is ahead of CentOS in terms of both the number of sites that use it overall as well as the number of high traffic sites.

https://www.keycdn.com/support/centos-vs-ubuntu

[AWS]新設サーバーはAmazon Linux,CentOS,Ubuntuのどれが良いか考える │ TEAM T3A

https://www.t3a.jp/blog/infrastructure/new-server-which/

新規株式公開に向けて準備を進めるCanonical、気になる財務状況 - ZDNet Japan

2019年1月8日時点のAmazon Web Services(AWS)で使用されているインスタンス数の統計では、UbuntuはほかのどのOSよりも多い31万4492インスタンスで、RHELは2万2072インスタンスだった。

https://japan.zdnet.com/article/35131227/

Stack Overflow Trends
RedHat , CentOS , Ubuntu

https://insights.stackoverflow.com/trends?tags=ubuntu%2Ccentos%2Credhat

シェアも一定以上あれば、問題ないと思うので、調査できるぐらいのボリュームや実績があればいいと考えてる。

学習コスト

Desktopもあり、Windows Subsystem for Linuxあり、Ubuntuが当初からある。(2019年現在、Debian , SELinux などもある)学習コスト面で、初学者や新社会人、学生の財布にもUbuntuのほうが優しい。

Windows Subsystem for Linux - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/Windows_Subsystem_for_Linux#cite_note-15

「Fall Creators Update」で広がるWindows 10の世界 ~複合現実とLinux対応 - Windows 10 Fall Creators Updateの新機能をおさらい - 窓の杜

https://forest.watch.impress.co.jp/docs/shseri/win10fcu/1093619.html

Ubuntu 18.04 LTS を入手 - Microsoft Store ja-JP

https://www.microsoft.com/ja-jp/p/ubuntu-1804-lts/9n9tngvndl3q?activetab=pivot%3Aoverviewtab


設立年、会社の規模

サービスの継続性・恒常性を確認する。品質を継続実績等から判断する。

LTSと言えど、会社がつぶれれば約束できないので、yahooやGoogleみたいにサービスが停止しては困る。

ディストリビューション ディストリビューション誕生年 社名 会社設立 利益 備考
Ubuntu

2004年10月20日

カノニカル社Canonical Ltd.

2004年

営業利益65.7 百万 US$(2013)総売上高は1億1000万ドル、純利益は620万$(2018)

CentOS

2004年5月14日

Red Hat, Inc. 1993年 売上高
29億$
2億5900万$(2018)
2018年10月 IBMによる買収発表

財務状況は細かく、わからないが、両社とも10年以上売上を上げており、ディストリビューションも5年以上、versionも3どころか5を大きく超えており、十分安定していると考えられる。

カノニカル社側の売上が落ちており(2018)、財務は下がり基調だ。 利益も少ない。そこがやや懸念ではある。

VMWare , Microsoft , Googleなどが提携すると安定度が増すかもしれない。

新規株式公開に向けて準備を進めるCanonical、気になる財務状況 - ZDNet Japan

https://japan.zdnet.com/article/35131227/

サポート:コスト

ディストリビューション サポート費用
Ubuntu 1ノードあたり75ドル/年
RHEL 2ゲストOS数で 11万円/年
無制限ゲストOS数で 44万円/年

両社ともリーズナブル。ただ、ボリュームが増えた場合RHELのほうが、事業規模拡大のメリット、つまりソフトウエアのコピー容易性がいきる。しかしそもそもの値段がUbuntuのほうが安い。

Oracleよりは安い。Oracleのように極端なサブスクリプションタイプであると、事業規模拡大しても高コストであれば、事業規模拡大の意義は薄れるので、大企業向きかと考える。それに比べれば、RHELは深刻に悩む必要はないかもしれない。

Red Hat Enterprise Linuxの価格 | 大塚商会
https://www.otsuka-shokai.co.jp/products/linux/redhat/pricing/
プランと価格 | Ubuntu
https://jp.ubuntu.com/enterprise-support/plans-and-pricing

理念

Ubuntuは他者への思いやり

理念の方向性もいい。理念は大事だ。常に判断基準となるし、チームで共有できる核になるからだ。核がないと小さな力で、バラバラになる。

RHELは ビジネス用途一本。
ひかれる。
ただ指針がおおざっぱすぎる気がする。

まとめ

多様性を考えると、Ubuntu。ビジネスとして、RedHatがいることで説得しやすくなるのであれば、RHEL/CentOSだろうか

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