【Google】Googleのゲーム構想:Stadiaは可能か


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Googleがゲーム業界に殴り込み!

任天堂、Sonyの株価下落!

そんなNewsが流れてきました。

Stadia (すてぃでぃあ)とは?

明確な情報はまだ。想像でしかないが、これは、とくに専用のゲームマシンやGPUがなくても
なんでもゲームできるというサービスだと思われる。

https://stadia.dev/

https://www.youtube.com/googlestadia

どのぐらいのPCスペック?

こちらも情報はまだだが、一般的なノートPCやchromeが対象になることと思う。GPUがなくても動くことを売りにしたいのではないかと読める。

実際大多数のゲームについて、それほど実現は難しくないと思うが
気になるのはアクション・シューティング系の3Dゲームについてだ。

ゲームの構成として

Googleのサーバから インターネットを通して、PCで遊ぶことになると思う。

ん!?ここで気になる実現性

気になるのは

ここでインターネットが出てくる。
個人的に5Gの時と同じようにこの技術の実現性に
疑問がある。

インターネットの特性とサイドエフェクト

インターネットは自律して動くため
どうしても国内で 片道20msec, アメリカ西海岸でさえもで 200msecかかってしまう。

インターネットに不満や期待はあるだろうが、
インターネットである限り
レイテンシはQoSの問題として、受け入れざるを得ない問題だ。

インターネットの目的は、全体を把握せずして動くことだ。
途中でルートが増えても切れても、ルータが自動で対応してくれる。
この仕組みのおかげで 自律的で自由で安価なシステムが
多くの人に手に入ることになった。

レイテンシがあると、どうなるか。

例えばマウスやキーボードでの操作に微妙な遅れを感じることになる。
サーバが遠方の国外であれば 0.5秒にもなるのでとても大きい。

ではサーバーを近ければいいのでは?と考えるかもしれない。

実現するために、かならずどこかで計算しなければいけない。遠隔地であればデータを届けなければいけない。

まず、リソースのリバランス、構成を考えてみる。

このインターネットを利用したシステムで、ローカルに機器が必要ないのであれば、 方式として一つ目は
1)リアルタイムにゲーム本体をストリームデータ転送のような方式で
インストール
のようなことをするか、
2) 事前にDLさせるかの方法しかないと思う。

昔のゲームであればそれができるが 3Dのゲームでは ゲーム本体ともにサイズが大きく(40GBは当たり前、100Mbpsでも数時間かかる)
リアルタイムDLも難しいだろう。

それでは別のDLしないやり方を考えてみる。

例えば、
計算結果か画像を 60fpsでサーバから
ユーザの各ローカルPCに送る方法がある。

実行開始までは「 「PLAY」ボタンを押して5秒で「アサシンクリード」が起動する様子 」というアナウンスもあったので、起動に関して技術はクリアできているようだ( アサシンクリード Oddsey版?)。

その場合でも、ユーザの操作から画面に反映されるまでのトータルで見れば
そのサーバ上での計算分も さらに 確実にレイテンシが増え、
国内間でも 往復50msec以上の操作遅延が起こると想定される。

ここから問題を整理してみよう。

問題1:遅延が積み重なる

サーバを近距離に置くことで、ある程度遅延(レイテンシ)は回避できるが
3D のアサシンクリードのようなものは、ローカルにGPUがなければならず
ないのであれば、サーバ側で処理することになり、計算量の分だけさらに遅延が積み重なる

例えば、30fpsは 1frame 33mscだ。2frameほどの無反応時間が常に付きまとうことになる。例えば、3Dゲームでは酔いやすいだろう。VRのOculus Riftも 60fpsを目指しており、要求スペックもそれを超えるべく高い。

問題2: 負荷が恒常的に高い

3Dゲームのようなものは、動画と違って起動中常に負荷が高い。
しかもサーバは近くに置くしかなく、
冷却システムや電気代対策として寒い地域と合わせて
世界中でバランシングすることができない
つまり石油などのエネルギー市場のコストの影響もまともに受ける。

Youtubeでさえ、利益がどれだけ出ているのか怪しい。最近まで未だに赤字だったというのも何度か聞いたことがある。

決算で読み解くグーグル絶好調の理由。スマホ、YouTubeが業績を牽引=八木翼 | マネーボイス
https://www.mag2.com/p/money/6108

さらに多重に同時運転になるためピーク時の負荷も一層激しくなる(地域局所性が高いにもかかわらず、遠隔処理ができない)。
検索どころか、動画より3桁ぐらい上の計算量が必要となってもおかしくないかもしれない(大まかには)

かといってさすがに専用線を世界中に敷く資本はこの事業に集められないだろう。

ディープラーニングや Youtube などの技術で自信があるのかもしれないが
個人的には ここ(地域集中高負荷)が
現実的、具体的な解決策があるのか気になる注目ポイントだ。

ゲームする上で 25fps DVD品質(fullHDよりも低い画質)は最低ラインで、
3Dゲームするのであれば 30fps以上はほしい。4Kはおそらく多くの人が参加するようなゲームでは、ありえないだろうと思う。

おそらく競争相手である、amazonが買収した、twitchなどはワイガヤ感が出るが、ソーシャル効果の高いマルチゲームが そのシェアを奪うほど できるかどうかは怪しい。

問題3: 定額サービスネットワークが広がるか

競争の激しさ

ubisoftがすでに協力しているようだが、現存する今のシステムにはすでに MS Store, amazon, steam,origin,blizzard,twitch, GoG, humble, epicgamesなど数々のshop,プラットフォームがある。

またコミュニティも twitch , discord, itch.ioなどあり、EAが運営する originでは定額サービスすでにがある。

後述するが、X-Box やPSのほか Nintendoもクラウドサービスでゲームを提供済みであり、サブスクリプションモデルも運営している。i-modeでも日本の有名ゲーム各社定額サービスをだしてきた。(appleも参入予定のうわさがある)

質の確保

今まで、本や音楽での混乱もあった中、どれほどゲーム開発社がgoogleに賛同するのか、それはどれだけパイを広げ、ユーザの喜んでもらえるかにかかってくると思う。

つまり、そこにしかないゲームの質。それが重要になる。
だがしかしGoogleはデータのインフラ会社であって、
ビジネスセンスやソフトウエアセンスを感じない。
(そもそも新規事業が難しいのであるが。。。)

事業力についても、迷走を表すかのように方針の決まらないアルファベットという会社を立ち上げている。ロボティクスやGoogleGlassは低迷した。androidもiphoneのパクリだ。プラットフォーマーだといえ、androidのような時期が合うような事業はそうそうないだろう。

Googleがコンテンツに参入できるかは怪しいと思う。
現状のままデータプラットフォーマーに位置しつつ、
果たしてユーザに寄り添うことができるだろうか?

競争不正に関する障壁

またヨーロッパのGDPR(日本の個人情報保護法よりも、さらに正義感に浸っている感じのルール)による無責任を冗長する邪魔も、Googleの事業の障害になるだろう。

値段の難しさ(値段と質とユーザの期待のマッチ)

amazon primeもそうだが、常時使うサービスと開発コストのバランスがあうかマッチするかも重要だ。個人ユーザは使いたい期間だけ入り、また出るということが多い。その間のセーブデータはどうなるのだろうか?

遅延が多いと3Dゲームはコストが高くなり、月額料金も高くなる。シミュレーションゲームであれば、1カ月3千円もするなら、購入したほうが安くなるのは目に見えている。ゲームが増えれば、1ゲームあたりに集まるユーザも減るので、クラウドのメリットも薄くなる。

サブスクリプションも、1段階定額制よりも3段階ほど分けたほうがいい。
各国で値段を変えるというのも、将来どう言う法律ができてくるのか、先を見越しにくい。

値段を下げるとサービスの質が下がる。docomoのdマガジンもどれだけ質を確保できるのかが重要になるだろう。その場合、上限があるのでは今後質を上げにくい。今まで広告料にとらわれたメディアや雑誌が軒並み、ユーザや社会に対して正しい立ち位置が取れなくなってきた。偽の商品サンプル、実態と違うCM。レビューサイトやインスタなどのSNSが流行ったのは信頼・ホンモノに対する揺らぎである。

kindle unlimited もコンテンツ提供者側の不正も多い。また宣伝のようなコンテンツを流して、かなりの部分で結局値段に応じたサービスに落ちてきている。

過去の類似事例

nvidiaも同様のサービスをやろうとして、まだ実現できていないようだ。

PS Nowは あまり遅延がなくできると聞いているが
3Dゲームにおいては、手元にないのでどこまで動くのかよくわからない。
2019年初に障害の起きたDivisionは、DL方式のようだった。

実際過去の例として、ゲームではないが
期待されたVMwareや Xenなどの仮想デスクトップでも、
うまく浸透しなかった。

その理由は
ブラウザやExcelでさえも、ローカルにリソースがあったほうが
簡単で、安く、快適だから
だと思う。

つまり

Googleが超えるべき技術は、
近距離、多重ピークにおいて計算量を低コストでカバーできるか,
高付加価値のゲームや環境が提供できるか
ポイントになるのではないかと思う。(後半は当たり前だが、)

ちなみに、それは実現できてもまた、モバイル v.s. Webの構図のような、androidとのカニバリ(ともぐい)にもなる。

実際、アサシンクリードが動いて
現地ではそこそこ問題ないと言った人もいるが、
遅延が大きいという評価もあったようだ。

期待して待ちたい。

Steam:Assassin's Creed® Odyssey
https://store.steampowered.com/app/812140/Assassins_Creed_Odyssey/?l=japanese

補足

メリット

今回のようにクラウド側で管理すると、アップデートの手間がかからない。3Dなどファイルサイズが大きいと便利だろう。またバージョンも合わせやすく、チートも起きにくい。

逆のデメリットとしては、カスタマイズがしにくくなることだ。特定のMODなどにこだわりたい時や、製作者側の対応が必須になったり、日本語訳が導入しにくくなったりする(ただし、定額プランは、3Aに近いタイトルが大部分だと思うが)

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