IT技術者がみるスマホの消費電力を効果的に抑える勘所と無駄なところ Android


battery_drain消費電力は気になりますよね。夕方になって、あと10%しかない!!とか焦ります。

10年前のPCを軽く凌ぐほど、パワフルになったスマホ。ウォークマン時代、岡野工業さんが改良した充電器の容器で一気に改善したとはいえ、まだまだです。

私はケータイそのものは作っていませんが、OS/CPUなどの基礎的な部分や、ケータイの中身を開発したこともあります。そんな時、ここを重要視すれば良いとか、そこは手間の割に意味ないでしょというのがあるので、それを共有できたらと思って、今回記載します。

 

電力を使う機能ランキング

まず最初は,,

ケータイを買い換えるという選択肢はおいておいて、消費電力で一番効果があるところ。それはどこだかわかりますか?

液晶

それは液晶です。

ノートPCでは4割がディスプレイによるものとも言われています。まずは明るさを減らしましょう。
暗いところでは光を弱くしても十分見えます

効果の程はおそらく1時間持ちが2,3時間持ちぐらいに伸びる時もあります。

通信

wifi と 3G/LTEなどです。移動すれば煩雑に基地局を替える処理をするため、電力を特に消費します。30分、1時間以上使わない時は切るのがおすすめ。ただし使いたいと思った時、復帰に待たされるのでデメリットもそこそこ有ります。BluetoothやNFCについても同じですので、使いやすさに合わせてON/OFF等を考えてみてください。

Bluetooth:主にマウスやキーボードなどと連携するときによく使われます。
NFC: SuiCaや nanacoなどの残高確認や、セキュリティチップがあればおサイフケータイの決済時に使います。

フリーSIMの場合余計な APNを削除しておくと端末によりますが、たいてい再接続が早くなります。

GPS

データ量も少なく、ただ計算するだけですが、そこそこCPUを使います。基地局やwifi経由での擬似GPSもありますので、特に必要ないとき以外は切っても大丈夫です。

GPSには実用化された計測方法が3つぐらい合ります。アメリカの衛星を使ったGPS、ケータイの基地局を使ったA-GPS。Googleなどwifiを経由して、誤差を伝えるシステムが有ります。

そもそも本来のGPSは計測にデータ帯域が小さいため数分かかるものです。スマホのGPS受信機ですぐ反応しているのは、ある程度計算を省いているためすぐ反応したように見えています。本来の誤差についても70メートルです。もう少し精度は上げられますが、先ほど言ったように4つの衛星から衛星の位置情報のデータを貰う時間を確保する必要が有るため時間がかかります。しかもアメリカは以前有事の時に精度を下げ 100メートルの誤差にまで落ちました。学校やデパート1つ分ぐらいの距離ですね。

現在日本は準天頂衛星システムを1台打ち上げ成功しました。いわゆる日本の真上に居続ける静止衛星のようなものです。アジアで共有しようという話です。東京オリンピックまでに打ち上げが3台,4台とうまく行けば、20メールぐらいの精度はアジア地域で確保できるかもしれません。

GPSができれば、太平洋の航海、飛行機、自動運転車、高速鉄道などいろいろ活用の道が広がります。

アプリ

CPUやグラフィック処理も3,4割ほどCPUを使うと思われます。動画、3Dゲームや物理ゲームは当たり前ですが、特に、ワーストアプリはデータ通信、CPUともFacebookとそのInstgramがベスト10に入りました。頻繁に起動されていたり、意味もなさそうなのに起動していたら、アンインストールや通知のオフ等も考える必要があります。

AVG調査レポート抜粋:Top Five Worst Apps That Drain Your Smartphone Battery And Performance: Facebook, Spotify, Instagram And More : PERSONAL TECH : Tech Times

それぞれみんなのスマホで消費の激しいアプリの確認方法は、Androidの設定電池からできます。 (少なくとも5.0では)どのアプリ等がどれくらい消費しているか表示してくれます。一度1週間位、充電する前に見てみて、ちょっと良くないアプリの目星をつけても良いかもしれません。

Apptrax,App Usage Tracker,App Usage (manage/track usage)など自分はどれくらい使って、どれくらい起動されているか確認する方法もあります。

少し重いですがAndroidの設定>アプリ>実行中 で今起動しているアプリが見れ、不要と判断したアプリの削除がその画面でできます。また、ES Task Manager 等で、現在起動しているアプリが見れます。通信模する必要もなく、起動していないアプリがあれば要注意。

自動更新として、Gmailや写真バックアップアプリの起動や通信両方で消費するため、危ない時はOFFにしても良いかもしれません。アプリケーションやメールは手動で確認するようにしても良いと思います。アプリであれば通知領域に情報が出ていたら長押しで、通知オフ設定ができます。

アプリの自動更新は、スマホ側のGoogle Play を起動してから 設定を開きます。そこでアップデートの通知や自動更新をOFFにします。もうひとつはスマホのAndroidの設定で、アプリ →各アプリを開、通知するのチェックボックスをオフにします。

Facebookはブラウザで見ても問題ないので、アンインストールでPush通信がなくなりますがそれで劇的に改善が見込めるます。

ウィジェット

個人的に意外だったのはウィジェットです。ライブ壁紙はCPU使うため少しもったいないのは気づいていましたが、ウィジェットもかなり消費するようで、天気アプリ、電車アプリ、ニュースアプリのウィジェットを削減したらかなり電池持ちが良くなりました。

OSのアップデート

OSも完璧ではないため、メーカー等のアップデート通知が来て改善されるかもしれません。SH-10Dの頃や nexus5,7でも数%ぐらいですがちょっと改善されたことがありました。

よくある勘違い(無駄なところ)

①音のボリュームについてはあまり電池は消費しませんので、耳に悪影響ないくらいの適切な音声で聞いて大丈夫です。ただイコライザーなどかけているとCPUパワーを使うかもしれません。

②アプリを閉じる。ことは場合にもよりますが、メモリを確保したいならば有効な手かもしれないだけで、しょっちゅう起動するのであれば、あまり頑張ってやるほどではないです。

まとめ

電力を使うものの7,8割は、ディスプレイ(特にバックライト)とCPU(複雑な計算、大量の計算)です。その2つに対して効果の高いものを節約すれば省エネになります。かといってせっかくのスマホだし、個人で持っているスマホなのでお気に入りの状態で使いやすくしたいものです。自分に合わせてコントロールしてください。

箇所効果手間・デメリット対策
液晶(明るさ)明るさを手動で調整することは大変。あまり暗くすると日中明るいところで見えなくなる。こまめに電源OFFするか、スリープまでの時間を短くする。明るさの自動調整でもそれなりの効果あります。

通信
(wifi(テザリング) /3G/LTE/ NFC/BlueTooth、GPSウィジェット、同期、更新機能)

LTEについては、移動時にONしっぱなしにするかどうかがポイント。コミュニケーションの通知系が作動しなくなるため、判断が必要。NFCやBluetoothとも使っていなければOFFで十分。使うかどうか判断してOFFにする。

GPS

位置情報を使うアプリ、地図やお散歩系アプリなどが使いにくい。GPSをOFFにする。
アプリ、ウィジェット対象のアプリを探すことが少し面倒。必要なアプリ(LINEなど)であればしょうがない。アプリを観察して、なるべく削除したり、起動させない。
OSアップデート時間がかかる。たまにしかアップデートしないので、それほどすることはない。
音声ボリューム微小効果の割に、音が聞こえにくいと意味が無い。 

一般的な省エネアプリ(yahoo,google)も主に、これらの通信と明るさについて制御していると思います。

いざとなったら

最悪持たないのが確実であれば、まだ電力があるうちに切ってしまって、後1,2回必要なときだけ使えるようにするのもありかもしれません。

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2 thoughts on “IT技術者がみるスマホの消費電力を効果的に抑える勘所と無駄なところ Android

  1. 2016/07/26 at 01:40

    >> IT技術者がみるスマホの消費電力を効果的に抑える勘所と無駄なところ Android | SCAITY(スケイティー) https://t.co/AP9aRV1qo1

  2. 2016/08/26 at 07:30

    GPSについて調べてて辿り着いた。

    IT技術者がみるスマホの消費電力を効果的に抑える勘所と無駄なところ Android | SCAITY(スケイティー) https://t.co/gSVV3CdUbW

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