こういう言葉は、差別だからとか
気分を害するからだとかで
言葉を変える運動をする。
だが、それはじつはちょっと遅い。
差別用語というのは
用語の発音のはなしではなく、
その言葉を使うときの意図や意識に問題がある。
つまり、それを受け取る人が
長い間、侮蔑の意味で使われてきたと感じているから
その言葉はそういう意図を感じ、記憶となり、言葉に意味がつく。
(言葉というのはそういう作られ方をする)
根本の問題は、当初からの使うときの心の有り様である。
(もちろん、受け取り手の問題でもある)
言葉に意味がついてから変えても
全く同じことが起こる。
まずは、自分に卑しい意味で使っていないかを考える。
それが先決だ。
それにしても、だから形式から入るのは嫌いなんだ。