財政再建は何のために必要か


はじめに

財政再建を考えている人はいるのでしょうか?

いつものように、社会に役立つ、豊かになるという視点で、複数先の手順を深読みしてみます。

なぜ財政再建なのか

PB派

プライマリバランス派はそんなに考えてもいないし(おそらくは就職先のことを考えているのかもしれません)、赤字が良くないぐらいしか考えていないのかもしれませんが、PB派の言いたいことを忖度し、代わりに目指すべき未来を想定してみます。


PB重視派:赤字[現状]→財政再建→経済成長(※)→経済・行政・福祉の充実

※そもそも経済を絞ったほうが、財政(税収)が減るに決まって赤字が増えやすくなりますが、自国建て通貨の金融による資金供給に関する知識不足、信用貨幣における裏付けが理解されていないのでなお一層思い込みが強くなってしまうのでしょう(数年前の私もそうでしたからよくわかります)。

積極財政派

一方、普通の積極財政派の言う内容は、国民の生活を目指した当たり前のことです。
積極財政派 :赤字[現状]→経済成長→財政維持、余力や余力活用の増加→ 経済・行政・福祉の充実

両者の検討

つまり、PBを経る分だけ無駄な一手となり、悪手です。そして、緊縮した分、経済成長(※)がより一層難しくなっている分だけ、メリットもないのです。

経済発展と、福祉の充実において、維持可能な赤字は大きいほうが、社会的・マクロ的には正しいのです。※地方公共団体の方は、複式簿記ではなく、ダイヤや金銀のような商品貨幣論の理解でも大きな問題はないでしょう。

財政的信任を重視する人がいますが、日本の生産力・労働力・技術力が低下し、日本円で何も買えず、日本が何も輸出できなければ、存在感がないため、信任があっても大したことにはなりません。

つまり、正しくリスクヘッジしたほうが、社会の福祉、貧困の解消に役立つばかりではなく、NPOなどいざというときの助け、安全等の住みやすさ、防犯のコストの低下、医療、介護、薬や科学技術の開発、スポーツや娯楽の享受、Jリーグ、NPB、相撲などスポーツ選手への給料の多さなど、メリットばかりです。しかも黒字まで、財政再建しないほうが良いのです。

また、自国建て通貨の政府の範囲を金融的にみれば、黒字化したら、戦後並みの資金供給量までしぼむことになります(下手をしたら明治維新から、銅や絹など輸出して発展したあとぐらいのレベル)。つまりそのような資金量で、うまく経済が回っていくわけではないので、やりすぎもいいところなのです。

おわりに

なぜ財政再建がいいのか、判断基準(社会の豊かさ)をもって、将棋のように手を深く(浅かったですが)読んだら、予想以上にすっきり整理できました。

つまり、財政再建を目指すべきかどうかの判断は、道徳的に判断すれば簡単なことなのです。


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