円高、円安というニュースは大抵どうでもいい


円高、円安が意味するもの

円高とは、普通は何かについて高くなっていることを意味します。

円を例えばキャベツとか、コーヒーとかで
置き換えて考えればわかると思います。

円高になるということは、キャベツ高みたいなもので
キャベツが買いにくくなるように、円が買いにくくなるということです。

普通は、円の価値が例えばドルに対して安くなったか、
高くなったかを指標に使います。

なので、
円高の時は、円の価値が上がったか、ドルの価値が下がったか
または両方かになります。
もうひとつは、うっかりしやすい見方は
円で経済(交換)したいときに、円がない時にも
円が上がります。
つまり、経済が活性化した時と、円の流通量が減ったとき
円高になります。
※一筋縄ではいかないところですが、
経済が活性化して、お金がいっぱいあると思う人が増えるとまた円安になります。

ブラックマンデーの時は、ドルの流通量が 何分の一にされたそうです。
そのおかげで、エネルギー資源などが枯渇し
第2次世界大戦をしたくなるほど、他の国の資源をほしがってしまいました。

だから円高 =  経済の活性化とはなりません。
円の流通量を増やしても 経済の活性化とはなりません。

円高とは、円の価値は変わっていなくても
ドルを馬鹿みたいに刷ったり
ドル経済圏の成長率が落ちた時も円高になります。
ドル安だからです。

このように
円高の意味が重要なのです。

同様に円の流通量を増やしても、
今のようにモノがあふれているときに、欲しいものがなければ
交換しませんので、経済は活性化しません。
ボトルネックはそこではないのですから当たり前です。
こういう時に量的緩和しても、
(そもそも日本は日銀から市場に流れませんが)
意味がないのです。

円安の時もほぼ同じ考え方です。
円安の原因は
ドルが上がったのかもしれませんし
とりあえず円はいいやと思う人が増えただけかもしれませんし
国内で怠ける人が増えたのかもしれませんし
お金を刷りすぎて、市中でだぶついてきただけなのかもしれません。

だから、円高だけニュースで毎日伝えてもしょうがなくて
円の価値自体が下がっているのか、
ドルの価値自体が下がっているのか
単なる期待値なのかが重要です。

期待値はあまり図れませんし、
そういうことはわかってても言いません。

また、短期的に円の価値なんて変わるわけがなく
そういう意味でも、円高の実態は言えないのです。

だから、ニュースでは
システマティック(機械的)に市場での
値動きだけ伝えている状態になります。

そういう状態のニュースに対して価値はありません。

あれって、俺経済知っているんだろうというような人たちのための
あまり考えていない人向けのどうでもいい情報です。

経済を仕事にしている人たちは、
自分たちの仕事の範囲の中で為替に関する割合が大きいから
重要のように言いますが、
殆どの人や内需の経済にかかわっている人は
大きなインパクトはありません。

円の価値とは

基本的に、"「国内で交換した価値」 を「流通しているお金」で割ったもの”
大体円の価値となります。

それは、1年の経済活動を通して数%成長するかしないかの変動レベル
なので、1日で実質は1%も変わるわけがありません。

また、円の価値は人によって、違います。
100円でさんま1匹の人もいれば
200円でさんま一匹になるときもあるぐらい、
円の価値も、サンマの価値も変動します。

円のそのものの価値も、
あってないようなものです。

円高の影響

円高の時は

日本は今貿易収支は赤字ですが、
トータルとして経常収支は黒字です。

つまり、輸出国家です。
それは一般的にいうと、今は使う額よりも、
喜んでもらう額のほうが多い、世界にとって貢献度が高い国なんです。

日本はエネルギーや資源が偏っていますが
特に石油や鉱物系は輸入に依存しています。

国内に関しては、日本ではドルは主に
エネルギーとして消費します。
エネルギーは、生活コストや流通コスト、素材の製造コストなど
関わってきますので、
円高の時は生活のコスト全般が、実態として下がってきます。

家計としてもお得ですし、
世界的に見ても、それ以上働かなくても十分だよという印でもあります。

円経済圏に影響しない

国際的なグローバル企業であれば、
円高は儲けの額が少なくなり、ドルをもらう形でモノやサービスを売っても
ドルから円に換えにくいのです。
それは、輸出で外貨がたまっても、あまりうれしくない状態です。
(個人レベルでは円に換えて消費することが
十分可能な経済規模はある)

勘違いしやすいですが、輸出とは、国内と国外の取引ではなく
国と国つまり円経済圏とドル経済圏の取引なので
円経済圏内の取引にあまり影響ありません。

石油が滞りなく円経済圏に供給されれば
それ以上のドルは必要ないということです。
(円経済圏の潤滑剤としての石油が十分供給されている状態)

給料にも実態は反映されない

また、国内の給料に直ちに反映されると思うかもしれませんが
ドルから円には実質的には変えられなくて
次に輸入するとか輸出するための資本として使って初めて
価値があります(お金は使うときに価値がわかる)。

いくらストックしてもそれは円ではなくドルなので
円に通算しても余っているように見えますが
すぐ給料に反映されないんですね。
円高の時は一層、交換を抑制する傾向が強くなります。

たまったドルは使ってみて価値や豊かさが
国内に伝わるけれども
今の日本には必要ないので
ドルをこれ以上貯める必要もないんですね。

ドルのインフレや、国債を通じてドル圏の活性化につながれば
ますますドルの価値が下がりやすくなります。

経常収支がトータルで黒字ならば、
もうドルはいらないという意味です。

海外支援

だから海外支援するときは
円建てにすればいいのです。

どうせ、助ける質は変わらず、
労力もドルも余っているので、
刷った円を渡し、借用書を作って
後ほどうまくいったらその円を返してもらえばよいのです。

円だと、インフレ率も国内で調整できますが
ドルだと、ヘッジにはなりますが、基本長期では目減りします。
(金との比較を見ればわかるように、経済の本質を忘れ
お金が刷られすぎの状態が続いている。
経済活動に合わせてお金をするのが本質なのに、
それ以上刷っているからお金がダボついて、インフレになっている)

もし、例えばアフリカなどを支援した支援先で
エネルギーなり、鉄なりがほしかったならば、
為替相場で、必要に応じて円からドルやユーロに換えて
使ってもらえばいいのです。

今年余ったドルというのは来年に使えるわけではなく
また来年は来年のドルの価値になります。
微妙な損得よりも、今足りてない人が使ったほうが
圧倒的に価値が高いですし、
インフレにより目減りすることが確実な
価値のないお金ならば目減りする分ぐらい使ってもらって
円に換えておいたほうが相当安定します。

本当にオープンで市場原理にのっとっているのであれば
実質は何も、誰も損することはそれほどありません。
(日本円をわざとコントロールしなければ)

しかも、日本円がインフレしたら
実質アフリカなどの債務国は
負担が軽くなりますし、
経済が本当に発展したならば
2重に余裕が生まれます。

日本はなおのこと責任感を持って
円の流通量を管理することになります。
まさに世界のリーダです。

やましいことがなければ
とても責任のある役割です。
(日本の財政では、破綻してインフレになるリスクはありますが)

経済発展が失敗しても
もともと過去に日本が余った労力で支援したことなので
なにも損害はないですし、
マクロ的に見れば、
いろいろその国も日本も学びも大きいです。
(円もドルも余っていればなおさらです)

円安の時は

円安の時は逆で、
たまった外貨をさっさと円に換えて
国内にもたらせれば、設備投資や内部の給料で還元されてきます。

ただエネルギーコストや、海外産の食品など全般的に上がりますので
じりじりと波及して、生活コストはあがります。

輸入大国ならば

また違う視点の反対として
もし、輸入大国であるとどうなるかというと
円安になってしまうと、外貨が高くなり、
何をしても、割高になってしまい
海外と取引する量が減っていきます。

なるべく国内で循環させようという働きが発生します。
ただ、海外から見ると
エネルギーコスト以外を含めたトータルで見ると
安くて値ごろ感が出てきますので
投資が活性化します。

アフリカなどの投資が活性化していきます。
投資の価値が減っていくと、
今のBRICsのように投資がさっと引き下がります。

アメリカのドルもまさにそうで
一時期双子の赤字で輸入額も高い時は、
アメリカがドルを刷って
他の国が、サービスを提供し
他の国はありがたがったのです。

あんまり意味ないともいますが。。。

日本はなぜかさらに円高とか理由を付けて
ドル建ての米国債を買います。

つまり今の日本の国債を日本国民が買うように
アメリカの国債を アメリカ国民として日本のグローバル会社は購入する形になっているのです。

それは、余分に働いてアメリカに喜んでもらい、
さらにアメリカの国内投資を活性化して
日本国内は、ただいっぱい働きましたという状態です。

アメリカの利子はもらえますが、
アメリカドルは無尽蔵に発行していますので
あまりアメリカドルを長期で持つ意味はありません

ちなみにアメリカなどドル経済圏が差し引き年5%もインフレしてしまうと
14年ぐらいでドルの価値が半減します。
140兆円が14年で実質70兆円になり、
その間アメリカのインフラ(国債を発行した政府が公共事業をした場合)が潤うのです。
一方日本は技術が身に付きますが、
もし働きすぎていれば社会が疲弊します。

GDP比率をドル高でやる意味があまりないのは

ドル経済圏の指標としてドルで通算して比較するのはわかりますが
殆どの国では、比較できてわかるようでなにもわからないのです。

生活の仕方から、国内のドルの流通の仕方、使い方もちがければ
銀行の融資の仕方、通貨の発行のタイミングや量も違います。
それが全部見えてきて、初めて通貨の価値がわかりますが

なぜかその通貨全体量の価値がわかるような情報は
ニュースで流されません。

相対比較ばかりです。
相対比較をいくらつなげても、何が何だかわかりませんし
その比較対象同士が因果関係が直接なければ
ほぼ意味をなさないのです。

本筋があってその状態の何が、どこの数字として表れるかが
理解できて初めて、その数字を計測する意味があります

馬鹿な人には、一部だけ見せて全体を見せないようにしたり
すればすぐ判断を誤ります

だから自分からなるべく全体を見て、重要な本筋や骨格が
整理できるようになってから数字を見るべきです。
(もちろん学習段階であれば、段階的に理解していくことになります)

全体のロジックを体系的に理解しないと
相対比較ばかり話しても、らちも上がりませんし
予想もコントロールなんてできません。

例えば、GDP自体も、表面的な数値です。
貨幣を用いないやり取り、例えば感謝を言ったりとか、
炊事などの家事、子育て、物々交換とか、
隣さんでの貸し合いや ポイントの交換などは含まれていません。

でもこれらはとても豊かさに通じる大事なことも多いです。
それらはGDPに反映されません。

数字で判断できることなんて一部なんです。
GDPやドルやお金を軸に考えると、
おかしくなり、判断や経験が育たない理由が
少しわかると思います。

 

じゃあなんで円高が、株価に影響されるのか

あれは単なる値動きです。
実態ではありません。

例えば、優れた経営者やリーダは
業績など数字だけを見て判断しません。

全体を見て、自分たちのやっていることや
社会の中での立ち位置や
社会の動向をみて、
どういう状況になるかを予想するのです。

その予想した状態になったとき
どこのどの数字が変化するかがわかるから
数字を見て違和感を感じるのです。
だから、コントロールできて予想できるリーダや経営者などは
現場に行って細かい空気感や状況などを確認します。

計画していない状態で、進捗結果を見ても
うまくいっているのか言っていないのかわからないのと同じです。

値動きだけ見て、実態なんかわかりません。
あれは文字通り数字が動いているだけであって
実態はそれほど動いていません。

実態が毎日20%も動くような日常なんて
経験してませんよね?

円高、円安のニュースを見た時

本質的に、実態として何の価値が上がったのか下がったのかを
見る癖をつける必要があります。

体系的に流れや関係を整理していけば、
経済学者の中には
胡散臭い占い師さんがいることがわかってきます。

関連類似ページ

ベーシックインカム・改を考えてみたら結構うまくいったと思う

円高、円安というニュースは大抵どうでもいい

毎年3兆円近い税金が流れる都市銀行は意味があるのか?

銀行の手数料ビジネスの不思議

国の借金を調べてみた

中央政府の借金はどれくらいか調べてみた

外貨を稼ぐ必要がない盲点【行き過ぎたグローバル化】

中央銀行が市中に流す方法はどういうことか考えてみた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。