外貨を稼ぐ必要がない盲点【行き過ぎたグローバル化】


経済が落ち込むと、海外進出が盲目的に叫ばれますが、
そもそも、本当に必要なんでしょうか?

輸出するということの本質とは?

外貨を稼ぐことです。
つまり、今の日本ではドルを得るということです。

勘違いしている人が多いと思いますが
(私だけ?)日本円の利益になるのではなく、
生活の効率に影響するだけです。

一定水準を超えたら、もう影響はほぼありません。

やるべきは日本国内が豊かになることです。
豊かというのは日本円が増えることではなく、
ほしいものや多様なもの、多様なサービスが増えるということなので
一部の大企業を大きくしても、多様性は増えません。
巨大な馬力はいま日本に必要ありません。

硬直化するだけです。

ドル建てで給料もらっても面倒ですよね。
しかもドルから戻そうとすればするほど、価値が下がるので
必要な時以外に戻したくなくなります

為替ヘッジのリスク軽減のため
余計な保証料もかかります。

なぜドルを得るのかというのは

日本は資源が少ないため、エネルギーである石油や原料がほしいのです。
最低限エネルギーがあれば、輸出は生きているのに不要です。

食べ物を購入しているのは、食べていけないからではなく
輸出で日本国内にドルが余っているからです。

カロリーの高い製品は、
たいてい世界中で作ることができるので
農家も単価が安くやるメリットが少ないので
大規模にやっていないだけです。

過去日本が明治などで、外貨を稼いだのは
戦艦の購入と製鉄所の購入、火薬や鉄砲それ自体の購入などのためです。

そのため製糸工場や鉱石(足尾銅山など)で
必死に稼ぎました。

どこの国(途上国)でも最初は、
1次2次産業の軽工業から入っていくのが筋です。

ドル余り

の純資産が世界一ということは
日本は世界一お金(しかもドル)が余っています。

輸出をしなくても、3千万人が食べていけるのは確実で
予想では 6,8千万人が食べていけるという予想をしている人もいます。
(江戸初期の人口1200万人、明治初期の人口3200万人)

円に換えようとすると、円高になるため価値が目減りします。
もちろんドル安になっても価値が目減りします。
(円を刷れば円高になりにくくはなります)

日本はオイルショック以降石油を貯めるようになりました。

そのため、石油と外貨ドルとで2重に貯めていることになります。
これは国内の資産とは毛色が違います。

ドルを30年後に使うために取っておくというのは
ドル経済圏に身を任せることに近いです。

ドル経済圏でドルインフレが 7%であると
30年後は1/8の価値にしかなりません。
実際はもっと長く使わないと思うので
何のためにグローバル化して貯めているのか。。

お金って、使わないものを貯めてもしょうがないのです。
だいたい、人は馬鹿なので、余計にお金を刷って
インフレになるにきまってます。

外貨を稼ぐ必要がない

つまり、いくら外国から利益を得ても
マクロ的には、それほど生活が楽にはなりません。

(世界一ため込んでいる日本が、世界一幸福と言い切れないように
相関性は薄い

ましてやエネルギー競争で 石油がかなりあり
40ドル付近で張り付くことが予想される現在
それほど確保する必要もなくなってきました。

尖閣やメタンハイドレードなど活用すればもっと
外貨を稼ぐメリットや輸出維持すべきリスクはなくなります。

 

グローバル化が求めているもの

ローバル化がほしいのは
経営者が数字を求めているからです。

ソフトバンクの孫さん、ファーストリテイリングの柳井さん、楽天の三木谷さんは
団塊ジュニア世代かその前の世代であり、
戦後景気、物質主義(3種の神器)やバブルを若いころに経験して
追い求めています。そういう価値観です。HISの澤田さんや 京セラの稲盛さん
マクドナルドの藤田さんは少し違うタイプのように感じます。

円ベースやドルベースで外貨をもっていても
それほど裕福ではありません。

そこまでいくと、余っている円やドルで
海外に投資して海外で利益を出すことが
利益を増やそうとすると必要なのです。

またグローバル化や巨大な貸し付けを外国にするということは
利益を国内に引っ張るということになります。
それは植民地化と実質同じことになるリスクがあります。

必要以上に稼ぐということ

ともと、お金とは価値がなくて(交換目安の目印)、
自分が生きていく以上に働く必要はありません

自分の余暇を人のために使うということが
貯蓄につながります。

紙幣とは紙くずであり、喜んでもらわなければ意味がありません。
自分の命のろうそくを誰にどのように使うのか
真剣に考えなければもったいないです。

アメリカと日本の関係

たとえばアメリカは2重の赤字に陥っていました。
その時日本は、アメリカにものを納入して
ドル紙幣と米国債をもらいます。

アメリカは、国内でドル紙幣をするだけで
日本が車や電気製品を納入してくれるのです。

日本はアメリカが奪い取った石油やドル基軸の恩恵を受け
安定的にエネルギーを確保しています。

つまりドル基軸での輸出は
マクロ的にはアメリカ流の石油確保の方針に支援し
上納金として、日本製品をあげて売っています。

外貨で稼いで数字上の利益は上がっても
もうすでに
国内の豊かさには貢献しないのです。
(大きな会社が外貨を稼いでも意味がないので、
滞ったドルを巡らせるため小さな会社に外貨を稼がせる。
さらなる円高に誘導することになるので、メリットは減少していきます。
そこで外貨を稼ぐのを止めさせるべきかは難しいところ。止めると技術力が低くなる恐れもある。
大企業が行き過ぎて、外貨を稼げば稼ぐほど小さな企業の利益が減り、円の流通は滞るのも確か)

グローバルで見ると、日本はアメリカ国内の企業のようなものなので
ドルを刷っている国に対して、豊かさを提供してドルの価値を上げていることになります。

ドルの価値 =  ドル流通地域での生産量( 含む:日本の輸出-輸入量)となり
完全に中に入ります。
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国際資本レベルは上記のような循環です。
もう一段階下の業界レベルでは
オレンジや牛肉などの業界です。

これらは、直接的にその恩恵を得られないので
別のレイヤーと考えて間違いありません。

いわゆるTPPに強い関心がある層です。
輸出企業と徒党を組んで対応します。

同じアメリカといっても、レイヤー層が違えば関心もやり方も変わります。
たまに逆の動きにもなります。

ミクロ的には

ミクロ的に小さな会社であれば、為替の影響をバンバン受けるぐらいだけで
利益は出ますが、もともと国内の高い生産力(農産物の生産量や漁獲量)があるため
そういう消費に回れば、国内の不均衡な経済循環が改善され潤います。

国内の循環の是正ができないのを輸出で対応するというのは
個人的には、それほど良くない手のような気がします。

ミクロな活動は、政府にしてもらうのではなく
自分たちでやります。自分たちでやろうとしたときに
邪魔になる規制に文句を言って、インフラ的な効率化になる方法
を支援してもらえばよいと思います。

既存の企業がさらに輸出を伸ばしても
今の状況はそれほど変わりません。

なので大事なのは、多様な会社がグローバルに喜ばれる支援をして
その外貨で円高に誘導してでも、国内の別の流通を活性化させることです。

リスクヘッジ

ドル影響の減少

ドル変動の影響を受けるリスクがあります。
過去にも為替で 150兆円投入して、100兆円分のドルにしかならなかったことがある。
(日本国家税収の1年分が、ドル使用圏に吸収されたということ)

やり方は、ドル以外で決算する、
円での決算を増やす、円通貨の領域を増やすことです。

ドル以外の通貨を使うということ

例えば、グローバル支援を円借款にしたり、
お互いで通貨を保持することがポイントになります。

ちなみに、過去ドル通貨を辞めようとした国にイラクがあります。

多くの国は、NATOやアメリカに国ごと滅ぼされました。
システムが壊れ難民が噴出しています。
気を付けましょう。はい。

あとは、やはり封建を否定する人たちがいますが、
自分たちで経済循環させ、あまった時間を
家族などと有効に使うことが幸せにつながります
必要以上にためることに、価値はありません。
資源の無駄使い、命の無駄使いにほかなりません。

無駄にためて、エコをしようとする意図がつかめないという
私の気持ちが伝わりますか?

食べれればそれほど問題はありません。
あとは現代生活が営めればそれほど不自由は感じないですよね。

なので、今の生活の中で、
輸入している資源やエネルギーを節約する技術を
開発・活用すること。

お金の流通ではなく、見えていない
豊かさ(地方のあらゆる農産物)の流通を促進させること。

つまり豊かさを伝え、気づきあう仕組みを作ることです。

みんながアンテナを立て自由に活動できるように、
規制や保護を外し、秘密をなくすこと。

これにより余った生産力を活用する道ができると思います。

これから

今の日本では
国内の余っている農産物や魚を循環させ
そのほかの企業の流通を促進する
道路、IT、の次のハイウェイを作ることが肝心です。

例えばふるさと納税の仕組みは個人的には行けると思いますし
すごく期待しています。これは長く続くしみんな幸せになります。
(だから地方に関係ない家電製品をふるさと納税で売るのは下の下)

また最近は、ベンチャー企業やヤマトなどが、地方の魚を
都心に当日輸送するなど、いままで腐りやすかった魚も流通させるというのは
環境負荷がそれほどかからずに、有効活用する手段なので
とても良いと思います。

お金(日本円)のためグローバル化はすでに日本は必要ありません。
どちらかというと、国内の余った生産力の活用がポイントです。

できれば人道的にアジア、中東、アフリカ、南米に対して
農業技術や第1次、第2次産業の育成、初期交通や電気、下水のインフラを
支援することが重要です。
(海外の人が求めていることを支援する)

そうすれば、喜んでもらう上に
日本の余った生産力に活気が戻ります。

それをする気がないのであれば進出してはいけません。
単なる略奪になってしまいます。
短絡的な略奪は、長期的には衰退につながります。
つまり先延ばししただけにすぎません。

それと同時に、省エネで環境負荷の少ない技術も教え、消費エネルギーを抑え
粉塵の排出も抑えます。
また医療技術を教えることで、
地球全体で薬の開発スピードが上がります。
お互い助け合い、ピンチの時には節約して支援し
自分の強みを伸ばし、他国のために使う。

それが真のグローバル化だと思います。

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