【Jリーグ】データで見るJリーグ【2018】-収益・選手年棒編


はじめに

前頁までは、主に順位と、勝ち、得点等について関係性を見て、戦略をチェックしてみました。

今回は、収益や選手の年棒、順位等の関係を見ていきたいと思います。

分析

Jリーグが公表した資料と、順位表を突き合わせて、見ていきたいと思います。

参照元データ

2018年度 クラブ経営情報開示(先行発表) メディア説明会 発言録:Jリーグ.jp
https://www.jleague.jp/news/article/14652/

※12,1月決算のチームが含まれていますが、3月決算の3チームは含まれていません(7月半ば更新予定と例年から推測)

再掲部分も含めて、チェックします。これを見る限り良い相関は、ありそうですが、それほど強い相関ではありません。

※見方は、以前のページ参照

  営業収益 スポンサー収入 入場料収入 チーム人件費
1.000
営業収益 -0.226 1.000
スポンサー収入 0.142 0.825 1.000
入場料収入 -0.228 0.630 0.332 1.000
チーム人件費 -0.174 0.944 0.869 0.492 1.000
-0.885 0.200 -0.199 0.193 0.135
-0.116 0.126 0.205 -0.010 0.285
0.855 -0.252 0.051 -0.164 -0.290
-0.428 0.278 0.036 0.316 0.128
0.693 -0.142 0.177 -0.166 -0.200
-0.858 0.303 -0.127 0.349 0.254
-0.939 0.229 -0.152 0.191 0.200

勝から営業収益が上がるのか、チーム人件費をかけると、収益があがるのか、お金があるからチーム人件費をかけるのかはわかりにくいですね。

ただ、勝っているチーム、上位のチーム、得点を決めているチームは順位も収益も高く、人件費もかかっていることは言えそうです。

やはり年棒の高さや市場の大きさの制限もあるため、選手を確保しても順位や収入に貢献できるという戦略はそれほど現実的には取れないと言ってよいと思います。

営業収益、スポンサー収入と成績の関係

補正R2がマイナスになるなど、相関など見られませんでした。

チーム人件費と交えて再度分析しました。(補正R2:0.87、収益関係は100万円単位)

  係数
切片 -1,273.59
チーム人件費 2.11
-46.42
-39.67
35.35
13.89


順位が一つ進むごとに 4600万円の収益、チーム人件費100万円増えるごとに、211万円の収益に表れるとみてとれます。

逆に勝ちが収益に関係していないというのは、地域ブランドの確立やファンに愛されているということかもしれません。

順位と収入

順位(目的変数)に対して、回帰分析してみました(補正R2: 0.21)。

  係数
切片 14.08439
スポンサー収入 0.004631
入場料収入 -0.00053
チーム人件費 -0.00667


各収入が順位に影響している可能性(R2)も額としても無いようです。

同じように目的変数を、勝利、得点、得失と比較しましたが、似たような傾向となりました。

逆に言えば、優勝した年のように皮算用もせず、会計的には健全に、そして利益は年棒に投入され、どのチームもギリギリ限界で運営しているとも言えます。

個人的には、補強が足りないと良く思ったりもしますが、各チーム限界に近いところまで補強しているようなので、不満は減った気がします。サポーターは不満があるかもしれませんが、チーム編成をこの状況下で監督含め目的に合う効率のいいチームをどう組み立てるかをまず考え、シーズン中はその中でどう勝ちをとって優勝していくかが考えるポイントなのではないでしょうか?

終わりに

残念ながら、お金をかければチームが強くなったり収益が良くなるというようなことは見られませんでした。逆としても、強ければお客さんが来るというわけでもなくやや相関が弱いです。

今までお金のせいにしてみていたきらいもあるかもしれません。
でも今回で逆にお金の幻想をうち切れるいい機会のような気もしました。

残念と思うかもしれませんが、プラスにとらえると J1はお金の影響が少ない、つまりは、戦術の楽しさが大きいと言えるのではないでしょうか ?

J1は給料や収益が比較的平等のようです。
また、安易にお金に頼らず、その時々のプレーの質(気合、集中力、やる気?)、戦術やインテリジェンスを高める場としてJ1は良いのかもしれません。

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