国の借金を調べてみた


マスコミが言う国の借金は
こちらで説明したように
国民も含めた総金額です。

国債は中央政府の借金です。

資金循環から見る

日本国の借金の反対は海外の貸し出しです。
借り方と貸し方。
対外純資産残高は資産なので
借り方のほうにつけます。
負債は貸し方につけます。

資産と負債の額をそれぞれ算出し、差額により純資産が求められるので

日本の資産と負債

対外資産残高は945兆
対外負債残高は578兆
なので差し引きは 対外純資産366兆円です。

ちなみに日本全体では約5000兆あり、政府の負債はそのうちの1000兆円です。

資金循環 :日本銀行 Bank of Japan
http://www.boj.or.jp/statistics/sj/

◆◇日本は破綻しない―その理由◇◆ – Yahoo!知恵袋
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n34568

対外純資産366兆円、3年連続で最高 14年末  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO87132860S5A520C1MM0000/

日本の資産から見る

日本の中央政府は 100兆円の外貨準備高を持ちます。
ドル換算では1.15兆ドルです。

外貨準備等の状況 : 財務省
http://www.mof.go.jp/international_policy/reference/official_reserve_assets/index.htm

“円を100兆円持っていて、ドルを1兆で買いたいようなところ”はないし、
ドルで表さなければいまいちわかりませんので、
ドルとして円に換えずに理解しておくのが現実的だと思います。

14年末時点日本政府金融資産574兆円です。
640兆円とも言われていますが、
そのうちの海外の資産分が100兆という意味で
あっていると思います。

日本政府の負債(国債など)は銀行や保険を経由して、日本の資産になります。
(国債が発行できる =  誰かが購入した  ということなので)

日本の国債は 日本短期証券を除けば、5%が海外比率なので、
ほぼ政府の負債の増加 = 日本の資産の増加となり
国の中で合算すると 国債 1000兆円の内5兆円が借金となります。

ただ、海外資産も純資産も 5兆円を大きく超える額で
プラスということは国の借金はないといえます。

補足

日本の米国債保有量

全体の話に戻ってしまいますが、
日本全体で1.2兆 ドル(2015)を米国債で持ちます。

そのうち国がどれくらい持っているのかわかりませんが、
1兆ドルぐらいは持っていそうですね。
米国債

米国債 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%9B%BD%E5%82%B5

Securities (c): Annual Cross-U.S. Border Portfolio Holdings
https://www.treasury.gov/resource-center/data-chart-center/tic/Pages/fpis.aspx

2007年6月から2012年1月までの4年半の間に
152兆円の元手で購入した米ドル資産の時価評価額が、
なんと、たったの98兆円に減少してしまったこともあるそうです。
安倍政権は政府保有米国債売却を決断せよ: 植草一秀の『知られざる真実』
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/04/post-c62c.html

通貨を超えた取引でうっかりしやすい意識しておくべきこと

為替介入

日本の為替介入により
円安から円高に誘導させる方法(ドル売り円買い)
円高から円安に誘導させる方法があります。

前者はドルを持っていないので難しいため
西園寺公望などが、日露戦争の時に苦労してユダヤの資本家から集めました。
今は、朝鮮、ベトナムなどの戦後景気や車や家電で
世界に名をとどろかせたこともありドルがたまっています。

1兆ドルの米国債を日本は持っています。

ついつい輸出は得だと思うかもしれませんが、
海外は日本円ではないため、エネルギーや一部の低価格な農産物以外は
あまり得ではありません

つまり、必要もないし、グローバル化のメリットはありません
毎年のように、例えば1000億ドル分材料費を払って、
2000億ドル分利益を得ると 1000億ドル分ドルがたまります。
1000億ドル分を毎年円に換えると、円が人気でドルが不人気ということなので
円高になります。

円高になるということは国内の利益が相対的に下がるということなので
日本は働けば働くほど、相対的に効率が悪くなっていきます。

戦後景気を脱却せず、土地にうつつを抜かし続け
金融など本質的でない不労所得を求め続けた結果
本質的な改善につながらず停滞してきています。

いま日本で景気がいいのは、戦後景気に依存せず
自分たちで切り開いてきた分野ばかりなのに注目してよいと思います。

ドルを売るタイミング

ドルを一度に売らなければ、この前の円安の時などは
円に戻す絶好のチャンスです。
今ドルもなかなか高めですし。
(円高懸念を発表していた経済者などはもっとアピールしてもよいと思います)

ドル介入による日本の富の流出

円を売ってドルを買うと介入になりますが
ドル自体は利子が付きません。
だからといって米国債に換えると
ドルがアメリカに戻るため、
円と米国債の交換となるうえ、介入の目的が薄れます。
また結局、何度かあった介入のように
ドル買い介入後、ドル安に向かうと日本円をアメリカにタダで上げ
日本国民の労働力をただであげたことになるのです。

ドルも米国債も為替リスクがあることは変わりません。
米国債も、ドルもエネルギーの購入懸念を見越した金額以外は
小さいことに越したことがないのです。

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